2008-02-18

故郷とは遠くにありて

蘇民祭でライトを消して猥褻物陳列罪回避とかのニュースを観て、何となく。伝統がどうとか、セクハラがどうとか、文明の衝突がどうとか、いろいろ面倒そうね。と、いちいち注目せざるを得ないのも、嫁の実家がそばであれこれ予備知識を授けられるからなんですが。
俺的には全く問題ないと考えるが、たぶんこれは文明フィルターがかかってる。なぜって、わが故郷には田縣神社というのがあって一応氏子のようなのだ。検索すれば分かるけど、ここの豊年祭というイカレてる祭りが幼少時のイノセントな心に深いゆがみを与えているに違いない。
神輿を担ぐのは42厄男だけど(記憶がはっきりしないけど、たぶん巫女は33厄女)、これはある意味ほんとうに大厄である。普通に考えれば恥ずかしいだろう。それもあってか、厄男は朝からがぶがぶ飲酒し、神輿を担ぐ時点では完全に酔っぱらっている。猥褻物陳列罪というよりは、騒乱罪という方が妥当じゃないだろうか。で、その酔っぱらったまま、餅投げを始めるからえらいことになるのである。本当に昔は屋根に登って撒いたそうだが、俺の記憶ではベランダのようなところから投げている所しか記憶にないので、ずいぶん昔に変わったのだろう。酔っぱらいが屋根に登ると危ないし。まぁそんな訳で、おれにとっての祭りというのは:
  • 酔っぱらい大量発生
  • 外人も大量発生
  • で、大暴れ。
  • 「だしもの」いっぱい(w
という感じなのだ。うん。
とは言っても、豊年祭は平日だろうが容赦なく決行されるので、子供は通常神輿が練り歩くのは観ない。神輿を担ぐのがだいたい12:00くらいで、まだ学校にいるのである。で、餅投げが16:00くらいだったので、これには行く。現地の子供の間では餅を拾いに行く祭りのような感覚であった。あののぼりとか飴とかはアレだったが。(と言っても20年近く前の話よ。) 最近は氏子の数も減って、神輿は氏子じゃなくても厄男じゃなくても担げるよう。祭り好きのアナタは一生の思い出に一度はどう?カメラマン付きで。たぶん、現地の現像屋じゃないとモザイクまみれになるけど(w

やはり故郷は遠くにありて想う程度にしておいた方がよさそうだ。
でも、今年は休みの日に豊年祭のようなので、見に行きたい人がいたら案内してもいーよ(嘘)

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